お元気ですか?健康のはなし

生きていく為には働かなくてはなりません。
働くためには健康でなければなりません。
そして、私たちはお客様の大切な命を運ぶ仕事をしています。
お客様を安全に安心して目的地へお送りするためには、常に健康に留意しなくてはなりません。
 
健康への意識を高めていただくために、食事のことや、生活に潜む危険など、さまざまなテーマを取り上げていきます。

健康への取り組み

出庫時の点呼は健康チェックの大事な時間

出庫時の点呼は、乗務員さんの健康を確認するための大事な時間です。
運行管理者は個々の乗務員さんの顔色や表情を見て、体調の確認をしています。
乗務員さん達もお客様の命を預かる仕事をしているという意識を高く持っています。
 

エコノミー症候群防止策(4時間連続走行したら必ず休憩)

タクシー乗務員さんは、長時間座ったままの仕事です。
長い時間同じ姿勢をとっていると、腰痛を患ったり、体重のかかる部分(特に太ももの裏側)の血管が圧迫されるため、血液がドロドロしている人は血栓ができるリスクが高くなります。
 
 
当社では4時間を超えての連続走行に対し、休憩を10分~15分とるように徹底して指導をしています。
少し厳しいと感じるかもしれませんが、徹底して管理していることで事故件数減少という結果につながりました!
 
今では乗務員さん達も休憩の取り方に関して意識が高くなり、帰庫時の報告で「今日は4時間毎にちゃんと休憩とれましたよ。」とか「すみません、4時間以上連続走行してしまいました。」と申告する人もいらっしゃいます。
特に事故惹起だった乗務員さんが、無事故記録を伸ばし続けているのはとても嬉しいことです。
ちょっとした意識の持ち方で成果が出るのは、会社にとっても、そして何より乗務員さんにとってもプラスになっているのですね。
”4時間連続走行したら休憩をとる”といっても、ただ車を停めてジッとしているのではあまり意味がありません。
車外に出て血流を促すストレッチをすることに意味があります。血流が良くなれば脳もシャキっとなるわけですから、運転中に常に行われている”認知→判断→操作”の速度も速くなり、認知遅れ、判断遅れ、操作遅れといった事故につながる負の要素が少なくなり良い結果につながっているわけです。
 
当社では出庫点呼の中に、誰でも無理なく簡単にできるストレッチ体操を取り入れており、休憩時の実施を呼びかけています。
 
 
時々「うぐぐ~」という苦しそうな声も聞こえてきますが(笑)、乗務員の皆さんは真剣にストレッチ体操をしています。
 
余談ですが、体操だけでなく毎日朝食をとることも大切です。物を食べるとき顎を動かしますよね?顎を動かすことは脳を刺激して眠気を覚ましてくれる作用があるのです。最近の若い人たちは朝食を食べないで出勤する人が増えているそうですが、何かしらエネルギー源となる食べ物を口に入れて家を出るようにしましょう。
 
 
 
皆さん、いかがでしょうか?
朝起きたら脳をシャッと起こして元気に出社しましょう!
 
 
 
 

脳血管疾患予防

自動車運転事業者における脳血管疾患対策ガイドライン

国土交通省より自動車運転事業者における脳血管疾患対策ガイドラインが発表されました。
 
自動車運転中に脳梗塞・脳出血・くも膜下出血といった脳血管疾患が起こると、意識障害、運動麻痺等により、事故を回避するための行動をとることができなくなり、結果重大事故を引き起こす可能性が高まります。
お客様の大切な命を守るために、自動車運転事業者は脳血管疾患の可能性があると判断した乗務員に対し脳ドック、脳MRIの受診を促すためのガイドラインです。

脳血管疾患の危険因子

高齢者、高血圧、家族の既往歴、過度な飲酒、喫煙、糖尿病、メタボなど、脳血管疾患は私たちの身近に潜んでいます。
 
中・高齢者  中・高齢者で脳梗塞、脳出血を発症する割合が高まるという報告があります。
       くも膜下出血の発症率は50歳以降で急激に高まります。
 
高血圧    高血圧ほど、脳梗塞、脳出血の発症リスクは高まります。
 
家族歴    兄弟姉妹が脳血管疾患を発症した場合、発送リスクは1.6倍
       親が65歳までに脳血管疾患を発症した場合、発送リスクは2.79倍
 
過度な飲酒  1日あたりビール1500ml以上、日本酒で3合以上を飲んでいると発症率は68%増えます。
 
喫煙     喫煙していない人と比べて脳梗塞の発症リスクは1.4倍
 
糖尿病    糖尿病にかかっていない人と比較して男性で2.54倍女性で2.02倍
 
脂質異常症  LDLコレステロール値が高まるほど脳梗塞の発症リスクも高まります。
 
BMI     25を超えると脳梗塞の発症リスクは5.4倍

健診項目を気にしてみよう

健康診断の項目で、脳血管疾患の発見につながる項目と指数をみてみましょう。
 
血圧       140/90mmHg 以上
空腹時の血糖値  126mg/dl 以上
BMI                     25 以上
LDLコレステロール     140mg/dl 以上
HDLコレステロール     40mg/dl 以下
中性脂肪     150mg/dl 以上
 

血栓をできにくくするための工夫

納豆を食べよう!
  納豆に含まれる納豆キナーゼは血栓を溶かす働きがあります。
 
コーヒー
  豆を挽いて入れるコーヒーは血栓をできにくくする成分が含まれています。
 
軽いお散歩
  無理のない範囲での楽しいお散歩も脳血管疾患に効果的言われています。

冬場の危険なこと

ヒートショックとは

ヒートショックとは、温度差によって体がショック症状を起こすことです。
ヒートショックが起こりやすいのは冬場のトイレや浴室のように温度差がある場所です。
 
暖かい布団の中から寒い洗面所で倒れる原因は、このヒートショックによるものがほとんどです。
冬の浴室はとても冷え切っています。寒いからと言っていきなり熱いシャワーを浴びたり、湯船に入ったりすると寒さで縮まっていた血管が膨張することになり、その結果血圧が急激に変化します。
 
このような短時間に激しい血圧の変動は、心臓や血管にかなりの負担をかけることになり、高齢者のかたや体が弱っている状態の人にとっては、心筋梗塞脳梗塞などのリスクが一気に高まります。

ヒートショックによる死亡の危険性

ヒートショックが原因で起こる心筋梗塞、脳梗塞、不整脈による死亡。
それだけではありません。血圧の急激な変化により意識が薄れ湯船に沈んでしまうことによる溺死や、失神による転倒で頭を強打するなどの死亡例もあります。

ヒートショックになりやすいタイプとは

高齢者のかた
高血圧症のかた
糖尿病のかた
コレステロール値の高いかた
 
上記にあてはまるかたは、特に注意が必要です。

ヒートショック対策として

体に感じる温度差をなくす工夫をしましょう。
 
脱衣所に暖房器具などを置き、入浴前に室温をあげておく。
 
入浴前に湯船のふたを開けておいたり、熱いシャワーを数分間出した状態にして、浴室を湯気で充満させる。
 
湯温をやや低めの41度くらいにする。
 
湯船にはいきなり入らず、掛け湯で足元から徐々に上へ向かって温め、湯船の温度に慣らしてから入る。
 
夕食後や晩酌後の入浴を避ける。
 
夜中や早朝に、寝床から洗面所へ行くときは、あらかじめ靴下を履いて寝る、上掛けを羽織るなどして温度差を少なくする。

最後までお読みくださってありがとうございました!

今日の健康に感謝して明日も元気にいきましょう!
 
 
 
 
衛生管理者・安全衛生委員会